固定資産税の増加とこれからの家づくり

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

5月はGW休みの出費に加え、
たくさんの納税通知書が届く月であるため、
家計が一気に冷えやすい月ですが、
そんな悲しい事実に追い打ちをかけるニュースが、
日経新聞に掲載されていたので、
今回は、これを紹介したいと思います。

「住宅の固定資産税の負担が2021年度から重くなる。
総務省は建築資材などの上昇を踏まえ、
税額の基準になる住宅の資産価値をより高く見積もる方針だ。
(途中、省略)
政府が新型コロナウィルスの影響に配慮し、
個人への給付金などの生活支援策を打ち出す中でも、
負担増が避けられない例が現れてきた。
(途中、省略)
東京五輪に向けた建設需要による資材の値上がりや、
人手不足などによる人件費の上昇を反映して評価額は上昇。
例えば、住宅の床に使われる石材の1㎡当たりの評価額は、
現行に比べて8%強上がる。
(途中、省略)
標準課税額は経年変化による摩耗を勘案して低下するが、
新基準の導入で既存住宅でも
評価額が下がりにくくなるケースが想定される。」

ブログ3.23.jpg

この表をご覧になればお分りいただけるように、
2021年度からは木造住宅の固定資産税も高くなるし、
かつ、記事にもあったように評価が下がりにくくなるため、
税金の額が下がりにくくなってしまいます。
つまり、単純に固定資産税の負担が上がってしまうというわけですね。

また、脱炭素の取り組みを強化すればするほど、
固定資産税同様に生涯払い続けなければいけない
電気代も上がっていくことになるため、
これらの負担増を踏まえた上で家の予算を立て、
建てる家の大きさを決めることが、
これまで以上に大切になってきます。

もちろん、老後資金や教育資金のこと、
定期的なメンテナンス費用や、
将来のリフォーム費用なども考慮しつつです。

✔︎鍵を握るのは資金計画

例えば、自分が住みたい地域で、
土地を買って自分の思いを全て詰め込んだ家を
建てたいと思っているとします。

そして、それらを全て実現した予算が、
現実的な資金計画をもとに導き出した予算と、
ものすごく大きく乖離していた場合あなたはどうしますか?

もちろん、乖離幅の大きさによって
その選択は異なってきますが、
家づくりをする時はいくつかの選択肢を持っておくべきです。

仮に、乖離幅が少ない場合は、
住むエリアを変え建てる家を小さくすることで、
予算を抑えればそれだけでなんとかなるでしょう。

でも、乖離幅が大きい場合は、
どちらかの実家に土地があるのであれば、
それを使わせてもらうか、
あるいは、土地を買わないといけないのであれば、
車を一家に一台にするという選択も、
現実的に考えておく必要があります。

仕事さえきちんとしていれば、
銀行は住宅ローンを貸してくれるので、
誰でも家を持つことは出来るでしょう。
担保がある住宅ローンは、
銀行側も審査が甘くなりがちですしね。
そして、少々無理な予算を組もうとも、
きっと問題なく融資してくれるでしょう。

しかし、大切なのは持った後の暮らしです。
お金があれば必ず幸せになるわけではなりませんが、
お金がないことで、
常にお金に不安を抱えながら暮らすことになれば、
夫婦の関係もギクシャクなるし、
子供たちの未来に暗い影を落とすことになります。

また、若いうちは体が元気なので
労働さえすればなんとか暮らしていけますが、
歳をとれば体力が衰えるため、
労働したくても充分に働けないかもしれなくなるので、
そのためのお金も今のうちから
準備しておかないといけません。
長生きすることになれば、
99.9999%年金だけではやっていけませんからね。

そんなこんなで、
家を建てる時には、
かなり現実的に予算のことを考えて上で、
土地や家の計画を立ててもらえたらと思います。

それぐらい家づくりは人生を左右する
大きなライフイベントなので、
家だけじゃなくお金のことについても
知識をつけてから具体的に進めてくださいね。

それでは、、、

引き算のメリット

デザイン専門の学校を出たわけでもないし、
デザインについてあれこれ語れるほどの
知識があるわけでもないのですが仮にデザインが、
「足していくデザイン」と「引いていくデザイン」に
二分されるとしたら99.9999%後者をオススメします。

引いていくことによって、
コスト面にメリットが生まれるし、
より機能的な住まいになるし、
よりスマートで美しい仕上がりになるからです。

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

さて。
今回は引き算がもたらすメリットについて
お伝えしていきたいと思います。

✔︎引き算による大きな効果
ブログドア.jpg
右の写真と左の写真では使うドアのサイズが違うのと、
ドアの枠があるかないかという違いがあるのですが、
見た感じの印象が全然違うと思いませんか?

天井とドアの高さを合わせた方は、
天井とドアの間に余分な壁がない分、
視線が上に向くため、
そうじゃない方より空間が広く見えるし、
実際、光の拡散効果も高くなります。

また、写真では分かりにくいですが、
ドアの枠がない分、余分な凸凹がなくなり、
直線的でスッキリした空間になります。
ドア枠がなければドア枠にホコリもたまらないですしね。

そして、ドアと同じように、
窓から窓枠をなくすようにすれば、
同じような視覚効果が得られるし、
同時に、ホコリが溜まる場所を減らすことも出来ます。

このように引いていくことで、
コストをカットしながら、
美しさを高めることが出来るというわけですね。

✔︎引いていくことは機能性も高める

さらに、引いていくことは、
デザイン性だけじゃなく、
同時に機能性も高めてくれます。

例えば、階段をなくし平屋にすれば、
必然的に耐震性が高くなるし、
風の抵抗や車両の振動による揺れ、
そして地震の揺れから家を守ることが出来るため、
自ずと耐久性も高くなります。

また、平屋にしつつ家の面積を小さく出来れば、
冷暖房効率も高い家になります。
ワンフロアなので満遍なく空気が循環しやすいからです。
かつ、空気を遮断する廊下をなくせば、
なおのことコストをカットしながら、
冷暖房効率を高めてくれますしね。

そして、居心地を良くするためには、
外からの視線が気にならない、
プライバシーが担保された
住まいにしなければいけないのですが、
そうするためには部屋のレイアウトや窓のつくり方を
周辺環境を配慮しながら考えないといけません。

しかし、それが出来れば、
プライバシー性だけじゃなく同時に防犯性も高まるし、
カーテンも必要なくなるため、
カーテン代も丸ごとカット出来るし、
何より外観が圧倒的に美しくなります。

つまり、引いていくことは、
デザイン性を高めてくれるだけじゃなく、
同時に機能性も高めてくれるし、
それが結果的にさらにデザイン性も高めてくれる
というわけですね。
かつ、経済性も高めてくれるという良いこと尽くしです。

ということで、
デザイン性、機能性、経済性の
三拍子そろった住まいをつくるためには、
足していくではなく、
引いていくことが大切だということを
覚えておいていただければと思います。

それでは、、、

庭について考える

家を建てるんだったら、
小さくてもいいから絶対に庭が欲しい〜って、
思いますよね?

庭があれば自然を感じることが出来るし、
子供たちを思いっきり遊ばせてやれるし、
みんなでワイワイバーベキュー出来そうですしね。

ましてや、今回のコロナをきっかけに、
自宅で過ごす時間が増えたので、
庭の役割というか意義が、
ますます大切なものになったのではないでしょうか?

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

このように暮らしの質を高める鍵を握っている
と言っても過言ではないお庭ですが、
気を付けなければいけないことが「コスト」です。

想像している以上に工事費用が高いからです。
通説としては、50坪の土地でも
150万円〜200万円くらいはかかるってところでしょうか。

つまり、一般的には
概ね土地の坪数×3〜4万円ぐらいかかってしまうのですが、
ここからは、そうなってしまう理由について
お伝えしていきたいと思います。

✔︎理由1:防犯を強化しないといけないから

まず1つ目の理由がこれです。
ほとんどの家が外から家の中が丸見えだし、
ほとんどの家が窓を見ただけで
間取りが分かってしまうからです。

それゆえ、隣との境界に、
ガッツリ塀を立てなくてはいけなくなります。
また、外からの視線を遮断出来るように
目隠しや植栽をしなくてはいけなくなります。

✔︎理由2:家を引き立てないといけないから

2つ目の理由がこれです。
窓がたくさんある普通の家は、
庭の装飾にそれなりに手を加えないと、
垢抜けしないダサい家になるからです。

それゆえ、塀をウッドフェンスにすることで、
オシャレさを演出したりだとか、
玄関までのアプローチにこだわりつつ
お洒落な門柱をつくるだとか、
ウッドデッキの向こうに芝を敷き詰めたりだとか、
とにかくお金をかけて工夫せざるを得ないというわけです。

✔︎理由3:土地が余り過ぎるから

3つ目の理由がこれです。
庭を広くつくりたいからなのか、
土地の広さに関係なく
2階建てを建ててしまうからなのか、
それは分かりませんが、
敷地に余白をつくり過ぎるのも、
庭代が高くなる原因となります。

また、むやみやたらと広い土地を買ってしまうのも、
塀の距離が長くなるとともに工事面積も広げてしまうため、
庭代を高くする大きな原因となります。

✔︎この3つの解決が庭代を安くする!

以上の3つの理由から、
庭代が高くなってしまうのですが、
逆に言うと以上の3つの問題を解決すれば、
庭代を安く抑えることが出来ます。

つまり、塀に頼らなくても、
また目隠しや植栽に頼らなくても、
防犯性が高い家にしつつ、
引き立てる必要がないぐらい
家そのものをカッコよく仕上げる。
そして、余白が出来るような広い土地は買わず、
かつ、敷地に余白を残さないように家を建てる、
ということです。

この3つの問題を解決しつつ、
プライバシーが担保された庭をつくることが出来れば、
庭代を坪1万円ぐらいまで抑えることが出来ます。
つまり100万円〜150万円ほど抑えられるというわけですね。

けっこう馬鹿に出来ない金額でしょ?

ということで、庭の工事費用は、
土地の選び方や家の建て方によって
大きく違ってくるということも、
頭の片隅に置きながら
家づくりをしていただければと思います。

それでは、、、

表と裏を使い分ける

「平屋って高いんじゃないですか?」とか、
「●●●●●さんの家って
カッコイイけどやっぱ高いんでしょ?」と
同じくらいよく受ける質問が、
「白い壁って汚れないんですか?」ってことです。

もちろん、外にさらされている以上100%汚れるので
「普通に汚れますよ」とお答えするんですが、
その心をもう少し掘り下げてみると一番気になることは、
「汚れた時、不細工にならないのか?」ってことだと思うので、
今回は、その点についてお伝えしていきたいと思います!

やっぱ白い家が一番カッコイイわけですからね。
出来ることなら白にしたいけど、
「どうしようかなー」と迷っている方は、
ぜひ参考にしていただければと思います。

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

では、まず弊社の家をご覧いただくと、
共通したことがあるのですが、
それがお分かりになるでしょうか?

そうです。
基本的に「正面に窓がない」ってことです!
では、これってなぜだと思いますか?

デザイン重視?と最初はお感じになるかもしれません。
ですが、実はそれだけじゃないんですよね。
(もちろんデザインも重視していますよ!)

実は、この理由は、
外壁を汚さないようにするためです。
単純に、外壁汚れの一番の原因が「窓」だからです。

でも、ここで勘違いして欲しくないことは、
ホントは必要なのに、なくしたいから
窓をなくしているんじゃなくて、
なくなってもいいように
間取りをちゃんと考えているということです。

また、同時に窓以外のものも、
正面からなくなるようにも工夫しています。

例えば、換気扇の外部カバーです。
カバーの上に溜まった土埃が、
窓同様に雨によって垂れて流れてくるし、
カバー下からは、カビを伴った
ドス黒い汚れが発生しますからね。

エアコンも正面側につけてしまったら、
室外機と室外機までの外部配管が
モロに見えてしまうので、
メチャクチャ不細工ですよね。
配管は軒天同様に、
蜘蛛の巣の格好の餌食になっちゃいますしね。

このように、片端から
外壁を汚してしまいそうなモノをなくすことで、
そもそも汚れが付着しにくい家にしているというわけです。
突起物さえなければ、雨が降った時、
一気に外壁の汚れを洗い流してくれるわけですしね。

✔︎この理論の弱点

でも、この方法にも1つ弱点があります。
っていうか、外壁を汚れにくくするための
もう1つの選択肢である「タイル」には出来て、
この方法には出来ないことです。

それは、家全面を汚れないようにすることは、
不可能だということです。
エアコンにしても、換気扇にしても、
どこかには必ず必要なわけですからね。

(ちなみに、タイルだと全面汚れにくくは出来ますが、
重厚感が半端なく出るので、
そもそも家の雰囲気がかなり変わってくるし、
値段もかなり高くなります)

そんなわけで、設計する時には、
家の表と裏の使い分けをしなければいけません。

つまり、汚したくない表面ではなく、
汚れてもそう気にならない裏面に、
細かい部材をまとめて設置するように、
間取りを考えていく、というわけですね。

玄関の横にエアコンの室外機があるって、
残念というか、なんか不細工でしょ?
また、玄関ドアと同じ方向に勝手口ドアがあるって
そもそもおかしいでしょ?
本来裏口である勝手口が
表口である玄関と同じ方向にあるって。
家の正面にゴミが並んじゃうし。

でも、こういったことにも配慮しながら
間取りをつくるようにしないと、
あっさりこんな家が出来上がって
しまうのもまた1つの現実です。

そして、これらの部材が、
問答無用で外壁を汚し、
家を薄汚くしていってしまうというわけです。

結論としては、
弊社では外壁を汚れにくくしつつ、
同時に、不細工な汚れ方をしないようにしているので、
汚れそうっていう理由で、
白にするかどうかを悩んでいるのであれば、
思い切って白を使っていただければと思います。
白と木の組み合わせは最強にカッコイイですから!

それでは、、、

家の原理原則

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

さて今回は、
昔の日本家屋に比べて
ずいぶんと安く建てられるようになった
もはや間取りも外観も建売住宅と
そう変わらない最近の注文住宅について、
お伝えしていこうと思います。

✔︎今主流な間取りは日本人に適しているのか?

建売住宅に限らず、
最近の注文住宅の間取りは、
完全にコスパ重視でつくられているのですが、
コスパ重視でつくられたお家の間取りは、
日本人の気質やライフスタイルには、
とてもじゃないけど合うものではありません。

例えば、密集する住宅の中で、
外に向かってオープンになる家は、
本当に住みやすい家なのでしょうか?

開けた方向につくった大きな窓は、
外から家の中が丸見えになってしまいます。
また、中から外もよく見えるため、
よりいっそう外から見られている感が出てしまいます。

これじゃあ、リラックスした状態で
家の中で過ごしにくくなってしまいますよね?
ノーメイクやパジャマのままで、
あるいはパンツ一丁や上半身裸で、
過ごしにくくなってしまいますよね?

結果、本来は光量調整のために設置するカーテンを、
視線の遮断を主たる目的として
設置せざるを得なくなります。
そして、想像を大きく下回る
明るさの中で暮らさざるを得なくなります。

また、そうならないように、
保険のために窓をたくさん設置しようとすると、
それはそれで別の問題が起こります。

耐震が悪くなる問題、
家の中が寒くなる問題、
もっとカーテンが必要になる問題、
外壁が汚れやすくなる問題、
掃除する場所が増えてしまう問題
思っていたより収納が少ない問題、
家具が置きにくくなる問題、
などなどです。

窓が多くなり、
その分壁が減ったことによる二次的な被害です。

つまり、自分自身で耐震と温熱を悪くし、
かつ、余計な費用がかかり、
かつ、使い勝手が悪い家にしてしまう、
というわけです。

この他、こういったお家の特徴は、
子供部屋の利用時期が
限定的になってしまうこと、
家が散らかりやすくなってしまうこと、
洗面やキッチンといった本当は明るくしたい場所が、
なぜか異様に暗い場所になってしまうこと、
洗濯の動線がやたら悪くなってしまうこと、
などがあるのですが、
これらは全て生活に支障をきたす
深刻な問題となります。

✔︎住みやすい家が一番!

ぶっちゃけ
今主流となっている間取りを真似て
家を建ててしまうと、
絶対に住みやすい家にはなりません。

ここまでお伝えしてきた通り、
コスパを重視した間取りだからです。

事実、当たり前のように子供部屋を
2階につくってしまったら、
子供が小さいうち家が片付きにくくなってしまうし、
出ていった後も使いにくくなってしまいます。

また、当たり前のように、
南向きで部屋をつくってしまったら、
丸見え、日焼け、暑い、という問題が発生するし、
逆に、水周りは、暗い、寒い、ジメジメする
という問題が発生してしまいます。

さらに、当たり前のように
2階建てにしなきゃいけないと
思い込んでしまっているから、
地震に弱い家になってしまい、
耐震補強に余分なコストを
掛けざるを得なくなってしまいます。

ということで、家ってホントは、
当たり前に倣って建てるものではなく、
土地に合わせて建てるものだということ、
そして、その原理原則に沿って建てれば、
メチャクチャ住みやすい家になる
ということを、建てる前に
知っておいていただければと思います。

それでは、、、

建てた後の現実に目を向ける

「高齢者世帯の持家比率は8割を超える。
ただし住む人が年齢を重ねれば家も老朽化し、
修繕などで重い費用がのしかかる。
不動産コンサルティング会社、
さくら事務所(東京・渋谷)の試算では
一般的な戸建住宅(延床面積116㎡・木造2階)の
築後30年間の修繕費用は合計で875万円超に上る。

重要なのはこうした出費が増え始めるのは
築年数が一定程度過ぎてからという点。
もちろんケース・バイ・ケースだが、
戸建てなら築15〜20年で屋根・外壁の補修、
築30年で給排水管の更新が必要になり、
そのたびに数十万から百万円前後かかる例は
少なくない。居住が40〜50年と延びれば、
費用はさらに増える公算が大きい。」

(とある新聞記事から抜粋)

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

さて今回は、
家を長持ちさせるために欠かせない
メンテ・修繕費用について
お伝えしていきたいと思います。

これからは人生100年時代を迎えるため、
新築してから40〜50年どころか、
もっと長く住む可能性があるし、
そこで快適に暮らし続けていくためには、
定期的なメンテが欠かせないし、
この費用を再びローンに頼ってしまえば、
さらに返済負担が上がってしまい、
老後に資金ショートしてしまうかもしれないので、
忘れず覚えておいてくださいね。

✔︎どれくらい積み立てていくべきなのか?

ということで、家を建てると同時に、
修繕費用を毎月積み立てていって欲しいのですが、
どれくらい積み立てていくべきなのかを、
60年間そこに住むと仮定して試算してみますね。

まず、15年に1回
外壁や屋根の塗り替えをするとして、
毎回150万円が必要だとすると、
3回塗り替えすることになるため、
450万円が必要となります。

次に、新築した30年後ぐらいには、
キッチンやお風呂といった水まわり設備品を
入れ替えないといけないとし、
それに伴って床や壁などもリフォームする場合、
その度合いにもよりますが、
おそらく300万円は最低でもかかるのではないかと思います。

また、冷蔵庫やエアコンといった家電製品も
出来れば10年ごとに買い換えた方がいいので、
これらにも、10年ごとに100万円はかかると仮定すると、
家電製品にも500万円ほどかかることになります。

そして、これらを全て合わせると、
家を維持していくためには、
ざっと1250万円かかるということになります。

ものすごい維持費ですよね・・・
でも、これが家をずっといい状態で
保ち続けていくための現実なんですよね。

では、毎月一体どれくらい
積み立てていくべきか?なんですが、
これから40年間働き続けると仮定すると、
毎月平均約2.5万円ずつ
積み立てていってもらわないといけません。

これまた「えっ!?そんなにも!?」っていう金額ですよね。
でも、これが現実なので、
こういった費用も視野に入れた上で、
家づくりの予算を考えるようにした方がいいと思います。

このメンテナンス費用は、
家が大きくなれば、もちろんそれに伴って高くなります。

また、家が大きくなれば、
メンテ費用が増えるだけじゃなく、
ランニングコストとしてかかり続ける
固定資産税や光熱費も高くなるため、
さらに家計への負担が上がってしまいます。

多くの方が、家を建てる時、
今どうしたいかに比重を高く置いて
考えてしまいがちですが、
実は、これから先のことにも
同じぐらい比重を置いて家づくりを考えるべきです。

いかに、固定資産税を安く抑えられるか?
いかに、光熱費を安く抑えられるか?
そして、いかにメンテ費用を安く抑えられるか?

これらにも目を向けながら、
これからの暮らしに負担が少ない
家づくりを目指していただければと思います。

そして、そのためには、
家や土地やお金に関して、
今ある常識や固定概念を信用しないこと、
そして自分たちが置かれた状況を冷静に分析し、
周りと自分を区別して考えることが、
大切なのではないでしょうか?

それでは、、、

2035年問題と家づくりと

2025年になると、
団塊の世代が全て後期高齢者となり、
75歳以上の人口が、
全人口の5分の1になると言われています。

結果、今後さらに
税や私たちの社会保険の負担が
上がっていくことになるのですが、
問題はこれだけにとどまらず、
この先さらなる問題が起こると言われています。

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

さて今回は、
大切な未来の話をしていきたいと思います。
今から14年後の2035年あたりに
起こる可能性が高いことなんですが、
なんとなく想像がつきますかね?

✔︎不動産価格が崩壊する!?

今から14年後の2035年あたりは、
実は、団塊の世代の方たちが、
集中して他界するのではないか
と言われている時期です。

そして、そうなると、
私たち世代は親の財産を相続することになるのですが
仮に、相続財産が相続税の控除以上にあった場合、
相続税を納めなければいけなくなります。

では、仮にあなたが現金や有価証券の他、
土地や建物も相続することになり、
相続税を支払わなくてはいけなくなったとして、
とてもじゃないけど相続した現金や貯蓄だけでは
相続税を支払えないとしたらあなたはどうしますか?

シンプルに困りますよね?
すぐに売れるような不動産ならまだしも、
不動産はそう簡単に売れるものでもありませんからね。

結果、多くの方が、
相続税が払えず相続放棄せざるを得なくなり、
たくさんの不動産が市場に溢れ飽和状態になり、
不動産価格が崩れるだろうと言われているんですよね。

あるいは、相続放棄しないとなれば、
そして、自分自身が土地を買って家を建てているとしたら、
その不動産とともに、
住むわけでもない不動産まで所有することになるので、
維持管理に手間がかかると同時に、
固定資産税の負担が莫大に増えてしまいますしね。

そんなこんなで、

✔︎実家の土地に家を建てるという選択肢

は、けっこう現実的な選択肢ではないか
と思っている次第であります。

土地を買って家を建てるとなれば、
場所や広さによっては1000万円以上かかり、
これを全てローンでまかなうとしたら、
毎月の負担が3万円も上がってしまうことになるのに対し、
実家の余っている土地や場所に
家を建てることが出来るとしたら、
この3万円という負担を抑えることが出来、
このお金を貯蓄に回すことが出来ますしね。

また、実家の土地に建てるとなれば、
土地の固定資産税を親御さんが
払ってくれるかもしれないし、
子供の面倒も見てもらいやすいし、
そしたら保育料も浮くし、家計を協力し合えば、
食費や雑費などもけっこう節約出来るかもしれないし、
新たに土地を購入しなかったことで、
将来、維持管理しなければいけない不動産も減ります。
つまり、もっと貯蓄が出来るかもしれないというわけですね。

もちろん、家庭の事情があるので、
決してこの考えを無理強いはしませんが、
仮に、いずれかの実家の土地が空いているとしたら、
それを使うという選択肢も持ち、
資金面と照らし合わせながら、
家づくりの計画を立てることも
検討していただければと思います。

とはいえ、
土地を買わなくて良くなった分、
家の予算を上げてしまって
結局貯蓄する余裕がなくなったのでは、
何をやっているのやらという感じなので、
たとえ土地を買わない場合でも、
家の予算はシビアに考えていただければと思います。

それでは、、、

一家に一台という選択肢

現在1人1台車を所有するのが当たり前ですが、
車を持ち続けていくためには、
一体どれくらい維持費がかかるのか、
計算したことがあるでしょうか?

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

では仮に、
車1台あたりの平均金額が300万円で、
7年ごとに車を買い替えると仮定して、
計算していってみますね。

この場合、毎月の車両分割代金は、
約35,700円となります。
(無金利で計算しているので
ローンで買う人はさらに金利が加わります)

そして、車を維持していくためには、
この他、ガソリン代、保険代、車検代、
タイヤやバッテリー交換といったメンテ代、
自動車税、などがかかるのですが、

ガソリン代:毎月10,000円
保険代:年間50,000円
車検代:2年ごとに100,000円
自動車税:年間34,500円
メンテ積立代:毎月3,000円(仮)

として試算してみると、
車両代とは別に
毎月約24,200円がかかることになります。

つまり、車を1台所有するには、
ざっと毎月約60,000円かかるというわけです。

✔︎車は、1家に1台という選択肢

仮に、あなたが住みたい地域が、
交通の便が悪い場所だとしたら、
1人1台車を所有せざるを得ませんが、
勤務先まで公共機関か自転車で通えそうな場所に
暮らそうとお考えなのであれば、
1家に1台車を持つという選択肢も
あってもいいのではないでしょうか?

利便性が高い場所で暮らすとなれば、
土地価格も割高になるし、
結果、家づくりの負担も高くなってしまうからです。

例えば、土地の価格が坪25万円の地域だとしたら、
車の台数を1台減らすことが出来れば、
土地の面積を約5坪減らすことが出来、
それだけで125万円土地の負担が減ります。

かつ、その資金をローンでまかなう予定だとしたら、
さらに、それにかかる利息を、
25万円ほど圧縮することが出来ます。

また、土地の面積が小さくなれば、
それほど大きな額ではないかもしれませんが、
その分、土地の維持費として掛かり続ける
固定資産税も安くなります。

そして、なにより
車を1台にしたことによって浮いたお金を、
老後や教育のための貯蓄に回すことが出来ます。

✔︎毎月の固定費を減らす一つの選択肢

今後は1つの会社で
ずっと勤められる可能性も低くなるし、
1つの仕事をずっと続けられる可能性も低くなります。
つまり、昇給も当たり前じゃなくなれば、
手厚い退職金も当たり前じゃなくなるというわけです。
また、会社や職種が変われば給料はリセットされるし、
むしろ今よりも下がる可能性すらあります。

かつ、そんな中でも高齢化社会の影響を受けて
社会保険料や税金が上がり続けていくため、
手取りが減り、さらに厳しくなるかもしれません。
その上、コロナ対策で財政出動したお金を
回収するために確実に増税がやってくるでしょうしね。

それゆえ、これらを織り込んだ上で、
これからの暮らしを設計していかないといけません。
そして、そのために出来るだけ
固定費を減らすことが必要不可欠だと思います。

仮に、車を1家に1台にし、
固定費を毎月6万円削ることが出来たとしたら?
かつ、土地や家の予算を圧縮することで、
600万円削ることが出来、
ローン返済を毎月2万円削ることが出来たとしたら?

あなたの家計の負担は大きく減り、
心にゆとりを持ちながら仕事をし、
不安を緩和しながら日々暮らしていくことが
出来るのではないでしょうか?
そして、子供たちや自分たちの老後のために
貯蓄していくことが出来るのではないでしょうか?

まっ、これはあくまで1つの考え方だし、
この考え方を強要するつもりもないのですが、
これもまた一つの選択肢ではあるので、
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

それでは、、、

家づくりの当たり前があなたを追い詰める?

2017年の世帯所得の分布を見てみると、
年収100万円台〜300万円台の世帯が
突出して多くなっており、
これらを合計すると約41%に該当します。

事実、実質賃金も、
この20年間で約13%下がっており、
1995年は550万円もあった世帯収入の中央値も、
2017年には423万円まで下がっているし、
貯蓄ゼロの世帯も30%を超えている
というデータが発表されています。

おはようございます。
ワンクラフトの松下です。

この背景としては、
前回もお伝えさせていただいたように、
非正規雇用の割合がこの20年の間に倍増し、
40%近くになってしまったことと、
その平均年収が正規雇用の
65%にしか達していないことがあります。

地方公務員に至っては、
非正規雇用割合がこの11年間で約40%増加しているし、
その年収は正規雇用の3分の1しかないし、
昇給もボーナスもないという状況のようですしね。

天下の公務員さんといえど、
まさかこんな状況になっているとは、
思ってもみませんでした。
ホント厳しい時代になったなって感じですよね。

✔︎家づくりの常識的な考え方

では仮に、先程お伝えした
世帯年収423万円前後の方が家づくりをするとしたら、
一体どうすればいいのでしょうか?

家庭を持ち、子供が生まれれば、
誰もがマイホームを持ちたいと思うでしょうから、
現実的に考えていってみましょう。

まず、家を建てている周りの人たちと同じように、
土地を買い、家を建てるのは、やめたほうがいいでしょう。

返済能力以上にお金を借りることになれば、
ローンを払うだけでいっぱいいっぱいになり、
確実に貯蓄することが出来なくなるし、
そんな状況の中、不測の事態が起こったりしたら、
たちどころに家を手放さざるを得なくなるからです。

また、なんとかマイホームを維持出来たとしても、
貯蓄が出来ていなければ、
お金を理由に進学を諦めざるを得なくなるか、
あるいは、奨学金という高額な借金を子供たちに
背負わせてしまうことになるし、
ずっと不安を抱えながら暮らすことになると同時に、
不安定な老後を過ごす可能性が高くなります。

それゆえ、
最も大きな固定費となる住宅ローン返済を、
収入に見合った金額にすることが、
これからの家づくりでは、
なにより大切なことになるというわけです。

そして、そのためには、
みんながどうしているのかを気にしないことと、
常識や当たり前に拘らないこと、
この2つが大きな鍵となります。
予算の立て方、ローンの選び方、
土地の選び方、家の建て方、間取りの考え方、など
家づくりに関わる全てのことに関して、です。

なので、家を建てる時は、
まずは自分にとってのベストな予算を
資金計画によって出すこと、
そして、その予算の範囲内で家づくりをするために、
周りや常識を一切気にしないこと、
これを徹底してもらえたらと思います。

それでは、、、